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> 不妊・子宝相談室Q&A > 性欲と性交痛について
はじめまして。 34歳女性Jともうします。 不妊治療をはじめて、半年になります。 血液検査で甲状腺と、プロラクチンが引っかかったといわれ、カバサールと、チラージンsを服用しています。 主人の精液検査は量、運動量ともに低目だけれど、ぎりぎり合格値といわれました。 排卵時期に行われる、ヒューナーテストを今までに三回行いましたが、精子を発見できなかったり、死んでいるのが一匹、という結果でした。 抗精子抗体の検査をしましたが、陰性でした。 担当医いわく、抗精子抗体にもいろいろ種類があり、血液検査で判明できるのはそのうちの一つといわれ、 あまり意味のない検査だったのかなと思いつつ、自分の体のなかで、主人の精子を殺してしまうことにショックを受けました。 医師の勧めで、人工授精を試みましたが二回とも失敗でした。 こちらの相談室の回答に、愛のある夫婦生活ができていますか? という問いかけがありました。 自分自身主人のことが大好きなのですが、20代のころから、性欲というものがあまりないのです。 というのも、いつごろ始まったのか忘れたのですが、性行為をはじめるときに、気持ちが高まってくると、 性器に痛みを感じるのです。 うずくというか、ちょうど痺れが取れるときのような痛みを感じます。 そのため、せっかく高揚して来た感情は一旦止まってしまいます。 その後痛みはなくなりますが、分泌物も少なく、いつも、挿入時に痛みを感じています。 そのせいか、夫婦生活=痛いと体が感じているのか、性欲が湧いてこないのです。 性病の症状と見比べても当てはまるものがなく、今の先生に面と向かって相談するのも恥ずかしく、 どの科に行って相談すればよいのかずっと悩んでいました。 やはり、気持ちの面で、体のホルモン(本来の女性らしさ)も変わってくると思うのです。 回答できない相談もあるとも書かれていましので、無理でも、かまいません。 もし、何らかのアドバイスがおありでしたら、よろしくお願いいたします。 ちなみにもう一度、人工授精にトライし、だめなら、体外受精を考えています。
J様、こんにちは。 お待たせしてしまいましたね…。 お子様をお望みとのことで、治療をなさっているのですね。 ヒューナーテストの結果については、残念でしたね… ですが、身体というのは固定化したものではありません。 身体機能も本来固まったものとして創られてはいないということです。 身体は生きていて、身体の細胞は毎日毎日入れ替わっています。 昨日抗精子抗体だったといっても今日もそうだとは限らないのですね。 まずは身体に対してこうした温かい見方をしてあげてくださいね。 身体は“動いて”いるのではなく“生きて”いるのです。 身体には自然治癒の力が宿っています。 ですから、身体の症状を固定化したものと見てしまわず、基本は自分で治そうという決意や、治るといった感覚をまず持って、 そうして医療のサポートを感謝して受けていく…といった考え方が大事なのですね。 *** *** **** *** **** さて、性交痛のことでもお悩みですね… 不妊治療を受けていらっしゃり、検査も受けていらっしゃるとのことですので、 器質的なことは問題がないとして考えてみた場合… 考えられる要因としては精神的なものが挙げられます。 まずは、潜在意識で性行為に強い罪悪感がある場合… 性行為を汚らわしい行為と捉えている場合… 例えばご両親の性に対しての捉え方が影響していることもあります。 また、性行為に恐怖感がある場合… 性交の初体験の時のトラウマ… 小さい頃に性的嫌がらせを受けて恐怖感を感じた… 特別な経験ではなくても、例えば誰かの思いもよらない ささやかな言動でいやらしいものと思ってしまった… そしてまた、少し複雑な心理になりますが、ご主人のことは好きでも男性を拒否している場合があります。 男性を尊敬できない気持ち… 両親を見ていて…とか… ご両親の夫婦仲はどうであったか…などを思い出してみると良いのかもしれません。 J様、少しこうしたことを振り返ってみられるとよろしいかと思いますよ。 分泌物が少なく挿入時に痛みがある…とのことですね。 性交前に充分な潤滑油を使ってみる…とか、前戯にかける時間を長くすることにより、 膣の潤いが増すこともあります。 ただ、この場合はご夫婦で話し合う必要がありますのでご主人とよく話し合って工夫してくださいね。 仮に話し合うことができない場合にはご主人様に対して心を開いていない…ということもあります。 逆に、自分を否定しているという場合もありますよ。 自分を否定しているがゆえに、心が開けないという場合ですね。 心が通じ合えない場合もまた、性行為は罪悪感をもたらし、互いの愛を深めるものとはならないでしょうね…。 では、どのように捉えていくのが良いのでしょう…。 ある本に男女の性行為について、このようなことが書かれています。 『本当の愛とは、相手の中にどれだけ素晴らしいものを発見していくかということなのです。 愛欲ということも、男女の間には、もちろんないとは言えません。 ただ、情欲、性行為という行為自体はあるけれども、それが相手の中により深いもの、 より本質的なもの、より素晴らしいものを見いだす方向にあるかそうではなくて、自分が何かを得たいがために行われているのか、 こういうところにかかっていると思うのです。 本当の愛の営みというものは、より素晴らしいものを相手から見いだしていくことだと思うのです。 男女の間において営まれているものがほんとうのものかどうかは、相手の中から、より素晴らしいものを互いに引き出しているか、 発見し合っているかどうかだと思うのです。 夫婦愛、男女愛ということで見てみるならば、最高なものは何かというと、お互いを高めあう愛だと思うのです。』 いかがでしょう…J様、 このような内容について、一度考えてみるのもよろしいのではないでしょうか。 きっと いたずらな罪悪感や恐怖心などは解消されていくことでしょうし、ご主人様との未来に対しても明るい理想や希望が 湧いてくるのではないでしょうか… より深い心の結びつき、揺るぎのない信頼関係を育んでいくための夫婦の性行為なのだと捉えていくとき、 心の縛りも緩やかなものとなりホルモンのバランスも整ってくるのだと思います。 お互いに工夫しあって、ご夫婦の愛し合う時間をもっとリラックスしたものへと変えていけたら、 お二人の赤ちゃんは、その優しい空気に惹かれて舞い降りてくると思いますよ。 何かお気持ちのうえで行き詰るようなことがありましたら、いつでもご遠慮なく当相談室におたずねくださいね。 J様ご夫妻の、ご健康と限りない幸福… そしてかわいい子宝が授かりますよう心より祈っております。 J様、ご質問本当にありがとうございました。
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