|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
>子宝相談室Q&A > 男性不妊と卵子の発育について |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Q17:夫の精子が少なく、顕微受精もなかなか成功しません | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
現時28歳 女性です。1年半前から子供を希望しています。 1年間自然妊娠にトライしましたが恵まれず、去年の11月に夫婦で検診を受け、夫の精子数が少ないことがわかりました。 60万個しかないとのことで、ステップアップ療法は飛ばして、顕微受精からのスタートとなりました。 今までの治療履歴----- 05年12月に自然周期採卵で1つの受精卵を戻すが化学妊娠のみ(妊娠反応8)06年3月に10日間クロミッドを服用するが1つしか卵胞育たず。 また空卵胞で採卵できず06年4月に自然周期採卵で3つの卵胞が育つが1つが空卵胞、1つが受精せず、お腹に戻せた1つの受精卵も着床せず失敗・・・ 質問事項----- ・顕微授精の受精卵の分割が2回とも遅いのですが、それは私の卵子の状態が良くないのでしょうか。 また、卵子の状態を少しでも良くする方法があれば教えてください。 ・28歳にしては空卵胞もあり、育ちも悪い気がして心配です。初潮が11歳で早かったのですが、その分卵巣の衰えも早くなるのでしょうか。 ・4月の移植後は判定日まで、家事もせずに極力寝て過ごすようにしたのですが、結果はだめでした。 移植後は普段通り生活をしていても良いのでしょうか。移植後の注意事項があれば教えてください。 ・主人の治療は全くしていないのですが、4月の採精で60万個から960万個まで増えていました。さらに増やせる方法があれば教えてください。 ・金銭問題もあり、可能性があればタイミング療法なども挑戦したいのですが、この精子数では無理なのでしょうか。 アドバイスどうぞよろしくお願いいたします。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| A:精子の数が少なくても健全であれば大丈夫 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
まず卵子について考えてみましょう。 卵子の衰えについて心配していらっしゃるようですが、卵子は通常、加齢によって衰えていきます。 あなたの場合、まだ20代でいらっしゃいますので、その心配は特になさらなくても良いと思います。 次に卵子の状態についてですが、分割が遅いということが気になられるようでしたら、主治医の先生に相談されることをおすすめします。 **** *** **** *** **** 卵子はもちろん卵巣で作られるのですが、身体の器官は互いに連携して機能しています。 細胞のひとつである卵子を作るためには、食事のバランスを良くし、胃腸の吸収を良くしてあげる必要もありますし、子宮内膜の増殖に必要な血液を充分に作り出すことも大切です。 また、受精卵にとって育ちやすい体温環境も必要です。 ですから、バランスの取れた食事、規則正しい生活、適度な運動、そして身体を冷やさないことが大事ということになります。 特に卵巣や子宮は冷えに弱い臓器です。 また、からだが冷えると生殖活動が真っ先に低下しますので、できる限り身体を温める工夫をすることをおすすめします。 参考記事→不妊症を引き起こす冷え性の原因と対策法 不妊症と冷え性の密接な関係について 卵巣の中には卵子の元となる原始卵胞があり、脳下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモンによって成熟していきます。 生殖活動は、脳下垂体と生殖器との連携で成り立っているのですが、この脳下垂体は、同時にストレスの処理も行なっていますので、ストレスを受ける状態が長く続くと、生殖活動の方がおろそかになってしまいます。 ですから、ストレスがある状態ですと、卵子や精子の発育など、生殖機能に支障が出てしまうのです。 **** *** **** *** **** また、余談になりますが、皮膚から身体に吸収される洗剤や化粧品の成分は生殖活動や精子の数に影響を及ぼすものがあります。 硫酸系の界面活性剤やパラベンが含まれる洗剤や化粧品特にシャンプーは極力避けられたほうが良いでしょう。 移植後の生活については、通常、医師の指示に従い安静にした後、帰宅後は普通に生活されて大丈夫です。 気になることがあったら医師に相談し、指示に従ってください。 そして、ご主人の精子の数についてですが、タイミング療法にも挑戦してみたいと言うことでしたら、率直に主治医 の先生に相談してみてはいかがでしょうか? また、病院での治療を受けつつも、自然妊娠の可能性が全くない訳ではありませんので、希望をもってご夫婦の生活を充実したものにしていかれたら良いのではないでしょうか。 精子の数を増やすには…ということですが、基本的には卵子について述べさせて頂いたように、バランスの 取れた食事、規則正しい生活、適度な運動などに加え、身体を温めることも有効です。 参考記事→男性不妊と冷え性の関係 **** *** **** *** **** 生殖機能は、ストレスの影響を受けやすいということを先ほどご説明しましたが、特に男性は女性以上にナイーブな面があります。 現代の社会では、一定の価値尺度の中にはめ込まれ、仕事はうまくできて当たり前…という世界ですから、男性にとっては、プライドが満たされず、ストレスがたまった状態になりがちです。 そうすると気力も萎え、精子の動きも元気がなくなります。 それとは逆に、感動したり、男性としての自信をもったりすると精子の動きが活発になる、ということはご存知でしょうか? 数が少なくても、精子が健全であれば妊娠の可能性は充分にあるはずですので、希望をもってください。 最も身近な人からの信頼、感謝、尊敬、いたわり…このような心がご主人のつかれた心をいやし、自信を呼び起こしてくれます。 出会った頃の新鮮な感動、してもらって嬉しかったこと、相手の素敵なところを発見した時の喜び… このようなことをもう一度思い起こしてみましょう。 発見ノートを作って、毎日ひとつずつ書いていっても良いですし、家事をしながら思い出すのも良いかもしれません。 続けていると発見力がついてきて、今まで気がつかなかったご主人の素晴らしさまで発見できるようになりますよ。 そうするとあなたの心にも変化がおきてくるはずです。 なんとなくフワッと温かい幸福感・・・・。 そして、ご主人へのありがとう、という気持ち・・・・。 こんな気持ちはあなたご自身のストレスを取り除き、ホルモンを活性化するばかりではなく、必ず相手に伝わります。 言葉にも出して表現できれば効果倍増です。 **** *** **** *** **** 自分に好意をもってくれている人には、自分も心を開きやすいし、その逆にいやだなという気持ちを持つと、相手もなんとなくよそよそしかったり…そんなご経験はありませんか? 人の心はつながっています。 あなたの発した感謝や愛の心がご主人へ伝わり、そんな温かい心が二人の間で循環し始めたら、赤ちゃんを迎えるための心と身体の環境作りができてきます。 そうすれば赤ちゃんが降りてくるのも、そう遠くはないはずですよ。 不妊治療は夫婦共に何かとストレスがかかりがち。 1回1回の結果に一喜一憂せず、淡々と続けながらも、ご夫婦共に希望をもって赤ちゃんを迎える準備に励んでください。 心と身体を冷やさずにポカポカにすること、それが妊娠後、赤ちゃんを健やかに育てるための環境作りにもつながります。 希望をもって工夫してください。 私たちも応援しています。 参考記事→心の冷えの対処法 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||